昨日11月12日(土)は、上尾の県立武道館で新人戦県大会剣道個人戦がありました。奈良中学校からは女子1人、男子1人が出場しました。
保護者、選手、引率職員が一緒に入館しましたが、長蛇の列でした。それでも、人数制限を設けての大会でしたので、観客席にはゆとりがあり、改めていい会場だなと思いました。剣道個人の熊谷市の代表選手は6人です。観客席でも学校の垣根無く、保護者、引率職員、選手で様々な会話をしました。ウォーミングアップも市内他校の選手と仲良く一緒にやります。
本校の2人の選手は、いずれも1回戦負けでしたが、それぞれ、内容のある試合ができました。
1年生女子の選手は、新座中の2年生選手に序盤に面一本をとられました。相手選手は体格、技量、経験、全てにおいて上を行く選手だったように思います。本校の選手は、手を動かす、足を動かす、剣先を動かす、、、粘り強く試合をし、取り返せる機会を懸命に探し続けました。しかし、一本取り返すことはできないまま、3分の試合が終了しました。 2年生男子の選手は、相手は1年生の選手でした。体格、体力はこちらの方が明らかに大きいです。しかし、技量、経験については向こうに分があるようでした。中盤に小手返し面で一本取られました。試合終了間際に小手一本を取り返しました。「勝負!」主審が宣告した1秒後に試合時間3分の終了のブザーが鳴りました。「延長、始め!」延長戦は2分ずつ区切って行われます。相手の胴や小手などの技に警戒するあまり、小手を打ちに行くことが多かった本校選手は、延長に入ってから、面を打ちに行く頻度が増えました。その打ちに行くところに小手を押さえられる、いわゆる「出ばな小手」で一本取られ、試合終了でした。
県大会で3分以上の時間をかけて戦うことができました。悔しそうでしたが、市内の他校選手の応援をし、その後、熊谷市内の県大会仲間と共に決勝戦まで真剣に観戦して、上位選手の技量に感嘆の声を挙げていました。2人の選手の向上心にも大変感心に思います。そういう気持ちがある2人ですので、これからもっともっと上達すると思います。