少々遡ってのトピックになりますが御容赦ください。
7月15日(木)、卓球個人とバドミントン個人の県大会に本校生徒が出かけていきました。卓球個人は引率職員1人と選手1人。前日の団体と同様に熊谷駅に集合しましたが、なんとなく寂しい朝の出発です。激励したくて、前日に名刺裏に以下の言葉を書き、「県大会にこの言葉を連れて行ってください。」とお話しし、名刺を渡しました。
世の人は 我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る
(坂本龍馬)
個人で勝ち上がるプロセスは、団体とは違う寂しさや苦しさ、葛藤があるように思います。今の世の中では大変人気があり、明治維新のスーパーヒーローの様に言われる坂本龍馬ですが、時代を動かす一方で、当時の人々に理解されない、恨まれる、といった寂しさ、苦しさを味わった人物だと思います。彼らしい言葉だと思います。卓球個人の予選のときに、つらい思いをしながらも勝ち上がった本校生徒の姿を見て、この言葉がよぎったので、今回、個人シングルス(卓球・バドミントン)という孤高の道を行く2人に贈りたいと思いました。
見送りまでしかできませんでしたが、彼女たちはニッコリと手を振って出かけていきました。
【卓球の結果】
団体戦 1回戦惜敗 照射数 2-3
個人戦 1回戦突破 セット数 3-2
2回戦惜敗 セット数 0-3
団体戦は5試合の同時展開になり、2対2まで決したところで、あと一人というプレッシャーの場面になりました。競り負けたわけですが、県大会でこのプレッシャーの場面という貴重な経験になりました。
個人戦の1回戦はセットカウント1-2から粘って逆転勝ち。辛抱強く戦って、彼女らしい試合だったのでしょう。今回の学総大会では本校初の県大会初戦突破です。2回戦はシード選手に圧倒的にかなわなかったようです。すごい選手と対戦しました。
本校にはバドミントン部が無いため、保護者引率をお願いしました。何とか試合直前に到着できましたが、選手真後ろのベンチには保護者も校長も座ることができませんでした。相手チームは、バドミントン部があるのでしょう。監督がベンチに座っていました。相手選手は小学校時代に関東大会に出場経験のある実力者。2セット目は途中6-1と大きくリードしている時間帯もありましたが逆転で落とし、0-2のストレート負けでした。ベンチで誰かが座っているだけでも後押しになったでしょう。力になってやりたかったな、、、と、悔しさが募りました。今回、部活動も無い中、個人として努力に努力を重ね、地区で優勝して県大会という本校生徒。県大会で力を出し切れなかった無念さはありますが、そのステージまで来た経験は、今後の力になると思います。
【バドミントンの結果】
個人戦 1回戦惜敗 セット数0-2