７月２６日（月）、くまがやドームでソフトテニス男子団体の県大会が行われました。熊谷市で１位だった本校団体は、１回戦シードにより、２回戦に出場しました。

【試合結果】奈良中学校　１－２　相手校

　遠かった県大会、やっとの思いでつかんだ県大会ですが、その場に立ってみると、ものすごい緊張が選手を襲ったようです。相手校が強くてどうにもならなかった訳ではなかったと思います。でも、県大会で本来の力を出すのは難しいこと。自分に克つのがとても難しいです。１ペアだけ勝ちましたが、負けた２ペアは、「自分のせいだ・・・」と、それぞれが悔しい顔をしていました。
　でも、決して楽では無かった市予選を勝ち抜き、この場で、思い通りにならない苦しさを味わった選手達は、奈良中学校にとっては歴史に名を刻んだヒーローですので、これまでの健闘を讃えたいです。よく頑張ったと思います。　

　
　
　
　

　先ほど、３年生の代表生徒２人と一緒に徒歩で、花輪滋實さんの工房に行ってきました。花輪さんは、先週１６日に、国選定保存技術保持者に認定されました。書や絵の掛軸や巻物を巻くときの軸の両端に着ける「軸首」の技術が卓越していることでの認定だそうです。

【花輪さんについてはコチラ】

　そのような技術を持っている方が近所にお住まいということで、お話を伺うとともに、「『暑さ対策』地域へ発信！中学生サポーター事業」の一環として、手作りうちわやチラシ、ポスターをお渡ししてきました。息子さんは漆器を作る職人で、奈良中学校の卒業生だそうです。当時の作品も残っていました。工房は、まさに職人空間でした！

　
　

　早朝から奈良小中学校合同での資源回収が行われました。小学校は大規模改修中のため、奈良中学校だけを会場にして実施しました。奈良中２年生ほぼ全員と本校職員が参加し、奈良小学校からも先生方がたくさん参加してくれました。
　資源回収の搬入ペースが落ち着いて、終了が近づいたところでお先に失礼し、テニス個人の県大会（くまがやドーム）の応援に行きました。初戦に間に合いました。勝ち上がった試合も、惜しくも負けた試合も、全て観戦できました。

【テニス個人結果】
　２回戦（１回戦はシード）
　　ゲームカウント　４－２　で勝利
　３回戦
　　ゲームカウント　４－３　で勝利
　４回戦
　　ゲームカウント　３－４　で敗退


　↑私は、２人が試合前に、誰の指示でもなく足踏みをはじめ、コンディションを整えるシーンがとても好きです！
　　　
　市予選と比べて、選手全体のレベルは高く、ショットの深さ、強さがあります。スマッシュをドロップボレーで返したり、そのドロップボレーをさらに角度の厳しいドロップボレーにして返すなど、ラケットとボールが美しい軌跡を描くシーンがたくさんありました。本校の２人からもファインショットの数々が繰り出されました。
　そして、それ以上に、ミスショットがシビアに痛いです。テニスには華麗なシーンがたくさんありますが、それ以上に、ミスによるポイントが実に大きいです。自身のもったいないミス、相手の「おや？」と思うようなミスが、全て得点として加算されます。実はむしろ、ファインショットよりミスショットのポイントの方が多く、テニスはすごいショットが打てること以上に、辛抱強く、ショットをコート内に収め続け、「地味に、根気強く、普通に勝つ。」ことが極めて重要なんだと、県大会の場でも実感しました。
　本校生徒は大健闘。県大会で２つ勝ちました。あと一つ勝てば、関東大会出場権を決める順位決定戦に出るところでした。そこで力尽きました。競り合っていて、力の入る素晴らしい内容の試合でした。また、負けた後、審判をし、心身共に疲れ切ったところを、使用したコートの撤収作業の手伝いをしていました。これはかわいそうなようですが、実は、名誉なことです。この時間帯まで県大会会場に居て、あと一歩、というところまで残っていた、県で上位の力があったことの証です。
　県の大舞台で、持っている力を出すのはとても大変なことです。それができた２人の選手に拍手を贈りたいです。

　昨日の午後は授業参観でした。金曜日なので、お仕事の都合の付かないご家庭もあったと思いますが、それでもたくさんの保護者の皆様に御来校いただきました。ありがとうございました。
　授業は普段通り、本校職員がそれぞれ専門職として腕を振るっていました。生徒のみなさんは、やや、参観ということでの緊張があったように感じられました。
　懇談会も和やかな感じでした。
　
　
　
　
　
　

　少々遡ってのトピックになりますが御容赦ください。
　７月１５日（木）、卓球個人とバドミントン個人の県大会に本校生徒が出かけていきました。卓球個人は引率職員１人と選手１人。前日の団体と同様に熊谷駅に集合しましたが、なんとなく寂しい朝の出発です。激励したくて、前日に名刺裏に以下の言葉を書き、「県大会にこの言葉を連れて行ってください。」とお話しし、名刺を渡しました。

　世の人は　我を何とも言わば言え　我なす事は我のみぞ知る
（坂本龍馬）

　個人で勝ち上がるプロセスは、団体とは違う寂しさや苦しさ、葛藤があるように思います。今の世の中では大変人気があり、明治維新のスーパーヒーローの様に言われる坂本龍馬ですが、時代を動かす一方で、当時の人々に理解されない、恨まれる、といった寂しさ、苦しさを味わった人物だと思います。彼らしい言葉だと思います。卓球個人の予選のときに、つらい思いをしながらも勝ち上がった本校生徒の姿を見て、この言葉がよぎったので、今回、個人シングルス（卓球・バドミントン）という孤高の道を行く２人に贈りたいと思いました。

　見送りまでしかできませんでしたが、彼女たちはニッコリと手を振って出かけていきました。
　

【卓球の結果】
団体戦　１回戦惜敗　照射数　　２－３
個人戦　１回戦突破　セット数　３－２
　　　　２回戦惜敗　セット数　０－３
　団体戦は５試合の同時展開になり、２対２まで決したところで、あと一人というプレッシャーの場面になりました。競り負けたわけですが、県大会でこのプレッシャーの場面という貴重な経験になりました。
　個人戦の１回戦はセットカウント１－２から粘って逆転勝ち。辛抱強く戦って、彼女らしい試合だったのでしょう。今回の学総大会では本校初の県大会初戦突破です。２回戦はシード選手に圧倒的にかなわなかったようです。すごい選手と対戦しました。

　本校にはバドミントン部が無いため、保護者引率をお願いしました。何とか試合直前に到着できましたが、選手真後ろのベンチには保護者も校長も座ることができませんでした。相手チームは、バドミントン部があるのでしょう。監督がベンチに座っていました。相手選手は小学校時代に関東大会に出場経験のある実力者。２セット目は途中６－１と大きくリードしている時間帯もありましたが逆転で落とし、０－２のストレート負けでした。ベンチで誰かが座っているだけでも後押しになったでしょう。力になってやりたかったな、、、と、悔しさが募りました。今回、部活動も無い中、個人として努力に努力を重ね、地区で優勝して県大会という本校生徒。県大会で力を出し切れなかった無念さはありますが、そのステージまで来た経験は、今後の力になると思います。
【バドミントンの結果】
個人戦　１回戦惜敗　セット数０－２
　
　

　午後に、オンライン会議システムを使用して、「非行防止教室」を実施しました。生徒は教室で机上の紙資料にメモを取りながら、快適にオンライン講義を視聴していました。内容的にも、非行防止にまつわる様々な話題や、昨今のネットトラブルのリスクについて解説しました。手前味噌ながら、本校職員の講義ですが、保護者の皆様にも視聴していただきたいぐらいの、いい内容で、詳しく、わかりやすい説明だったと思います。
　今後、全校集会も、こういう形での実施があり得ると考えています。メリットとデメリットを考えながら、いろいろ試していきます。


職員がオンライン会議でレクチャーしている様子です。

　　　
教室では、こんな感じで同時視聴しています。


職員室の教頭ＰＣでも同時視聴しました。

　卓球部団体の選手のみなさんが、熊谷駅に集合して、高崎線で上尾市の運動公園に向かいました。校長はコロナ対応で会場に入ることができませんので、今日はここで見送りしかできません。
　激励にあたり、以下のような話をしました。

【三信（さんしん）】
「①自分を信じる」
　究極的には、自分を信じられるのは、自分を置いて他に誰がいるのか、ということ。まず、自分が自分を信じてあげよう。自分の持っている力、自分が持っているけどまだ気付いていない、隠れている力があるかも知れませんよ！
「②仲間を信じる」
　これまで一緒にやってきた、奈良中卓球部の仲間達を信じること。君たち同士が信じ合う。仲間だから、仲間同士で信じ合う。他校が奈良中を信じてくれるはずは無い。奈良中が奈良中を信じる。
「③練習を信じる」
　今まで、本当に頑張ってきた。部長さんの号令に従って、つらいフットワークを毎日毎日やってきた。顧問の先生二人も、横で一緒にフットワークをしてくれていた。その日々を信じる。

　武運を祈っているよ！卓球部団体の皆さん！
　・・・明るく元気に出発しました！
　
　

　昨日は第２回学校運営協議会が行われ、委員の皆様に集まっていただき、授業を参観したり、給食を試食していただいたりしました。
　委員の一人、奈良小学校の小島一代校長先生が「少年よ世界を小とせよ」原本を持ってきてくれました。「奈良中学校で学校教育目標にして、折々で話題にしているし、これを寄付してくれた方にも了解してもらえたから。どうぞ。」感謝感謝です。今まで、写しを飾っていましたが、これで、石坂養平先生直筆の本物を飾ることができます。紙自体は古くなって焼けていますが、名前の末尾の落款印が朱ですので原本です！校長室に来室の際はぜひ御覧ください。

　ラグビー応援から戻ると、会議室Ａでくまなびスクールが始まっていました。１年生１人、３年生３人が出席し、涼しくて快適な環境の下、それぞれ勉強を進めていました。わからない問題を質問されましたので、一緒に考えて解決し、納得のいく学びができた様子でした。
　「６月段階では申し込んでいなかったけれど、やっぱりやろうかな・・・」という人も大歓迎です。その際は教頭先生に申し出てください。次回は次の土曜日７月１７日の１４：００からです。

　

　ラグビー部の県大会が、市予選と同じ荒川緑地ラグビー場で行われました。相手は城西川越中学校、私立の中学校です。前半を5-26で折り返しました。大苦戦です。後半は２トライを挙げ、結果15-47で敗戦でした。奈良中ラグビー部のもっと強い状態も知っていますが、上の大会で持っている力を１００％発揮するのは大変なことだな、と改めて思いました。
　それでも、この試合では３トライを挙げています。遠くから見ていても、トライのシーンはカメラどころではなく、ものすごく興奮します。

　お！？抜けたぞ！！！いけーーーー！！！やったーーー！！！！！

…カメラのファインダーを覗いていられなくて、写真には収められません。

　ラグビー部はこの後、東日本大会があるため、３年生は、引退と続行を、各自の意思で決めることになります。ここで一区切り、ということで引退する３年生もいます。寂しくなりますね。素晴らしい興奮の名場面をたくさん作ってくれた選手たち、ありがとう！