6月27日(月)、さくら運動公園野球場(本球場)で、学校総合体育大会(野球)の準決勝戦が行われました。
相手は大幡中学校・・・正直、力の差がある相手です。本校野球部は、中学校の部活動の範囲の中で作ってきたチームです。コロナ禍で週2回の時期もあったし、平日は2時間以内、土日のどちらかは休みます。部員はこの3年生が引退すると、6人に減り、他の学校と合同チームを組むことになります。
それでも、ここまで勝ち上がってきたからには、「何か、相手の想定を超え、相手の動揺を誘い、そして番狂わせ。」そんな試合になればいいなと思っていました。一方で、コテンパンにやっつけられて、相手の攻撃が終わらないことになったらどうしよう、という不安はありました。

2-8で敗戦。3位という結果に終わりました。大健闘だと思います。3回まで1-1という接戦でした。コールド負け、相手攻撃が終わらない事態を心配していたのが、むしろ、「もしかしたら、もしかするのか?」応援席で保護者の皆さんと大盛り上がりでした。力及ばず、中盤から引き離されましたが、それでも一矢報いた6回表の1点は、部長さんの感動的な出塁と好走塁によるチャンスメイクがあってのことです。この後、スナップ写真と一緒に紹介します。

本校の守りの要。妻沼西中戦では最終回に矢のような送球で盗塁を刺すビッグプレーをしました。打っても4番打者です。

本校のエースピッチャー、球威、制球力ともチーム1。新人戦に続き、今大会でもベストナイン賞に選ばれました。いつもピッチングの写真を掲載していましたが、3番打者として長打力もありますので、今回は打撃の場面を掲載しました。なお、この試合では100球を投げきり、最後100球目は奪三振です。

本校の部長さんです。
この試合で一番感動したのは、彼の内野安打のシーンです。ボテボテのショートゴロ、大幡中の堅守をどうしてもこじ開けたくて、
ヘッドスライディング!「セーフ!」ものすごく暑い日で、熱中症が怖い中ですが、その次の打者の
初球スチール!ノーサインでの単独スチールです。部長の男気を感じる凄まじい場面に目頭が熱くなりました。そして、2塁まで進塁した場面のスナップです。このユニフォームの汚れは、ついさっきのヘッドスライディングでできたものです。

センターを守る3年生。肩が強く、頼もしくなりました。修学旅行では私と一緒に新幹線で遊んでいたのですが、野球では凜々しく活躍しました。

紅一点、ファーストを守る3年生女子部員です。いつも、攻撃時はベンチから、守備時はファーストから、チームを鼓舞してくれて、チームをいい方向に持って行く影響力があります。また、プレーそのものに関する情報の声もかけることができます。野球をよく分かっている、立派な選手です。彼女が引退した後、誰が代わりの役目を果たせるか、心配になります。

苦しい場面になり、守備タイムを取り、清水先生が内野陣と話をしています。シャッターチャンスと思い、撮りました。

部長さんが「応援のほど、ありがとうございました!」と号令していました。応援席からは、「ナイスゲーム!」「いい試合を見れたよ!ありがとう!」惜しみない拍手が贈られました。